
日本で作れる時計のカスタムメーカーは片手くらいあります
今回、UNDONEで作って感じたのは、何万、何億通りのパターンがあるというのはユーザーにとって余り重要ではないということです。確かに5パターンしかなかったら厳しいと思いますが、むしろ土台となるデザインの好みで選択肢は決まるものだと思います
UNDONEのDONEはDo、Did、DoneのDoneで、UNDONEは未了とか未完成というメッセージが込められています
以前、どこかでロレックスの元技師が立ち上げたカスタム専門のブランドだと読んだことがありますが、UNDONEのHPでは高級スイス時計ブランドの元カスタム技師と紹介されています。いずれにしろ時計好きが高じて作ったブランドだと思います
UNDONEの特徴はツーカウンターのクロノグラフです。スポーツモデルで作りたい人は必然的にUNDONEに落ち着くと思います

その土台はオメガのスピードマスターにインスパイアされたspeedyやロレックスのデイトナ・ポールニューマンモデルにインスパイアされたNewmanなど、どれも名機を彷彿させるデザインでその面影を残しています
ですが、単なるコピーではないのでバッタものを使うような後ろめたさを感じることはありません
むしろ、UNDONEによって解釈しなおされた個体はどれもオリジナルとして高い完成度を感じさせます
こんなクォーツが欲しかったというニーズに応えたブランドだと思います