メンタルヘルス

40代 鬱 見た目にわからない苦労は職場の誰も理解できない

発症して来月で5年。時間とともに回復もしているし薬も飲んでいるので健常者からは同じように見えるらしい。

中小企業に勤めていますが、毎月初に全社員参加の朝礼があり、非管理職が毎月順番に100人の面前で活動発表をするならわしがありまして。発症前にやったことがありますが、かなり緊張しました。メモを見ながら発表して良いのですが、紙が震える人もいるくらいで。私は震えを悟られないよう、クリアファイルにメモを入れて読みました。

で、半年ほど前は、「未だ無理です」と断ったのですが、今朝また順番がまわってきたと上司が、「やってくれ」ときまして。「未だ無理です」と答えましたが今回は上司も食い下がりました。「未だ治ってないの? できそうだけどなぁ」って、何を分かって言ってんだお前!と吐き捨てられるわけもなく、「すいません」と丁重に断るのがいけないのか、「できるでしょ、もう」としつこく詰めてきます。この不毛なやりとりが繰り返されるうちに動悸が。。。

「やったらどうなっちゃうの?」と無邪気に訊いてくる上司に、「堕ちます」と即答すると、「堕ちるって?」とすかさず返してきました。堕ちるを表現するのは難しい。「ぐったりするに近いでしょうか」と言ってみたものの、そんな甘いものではないんだがと考えていると、「疲れが出る感じ?」と訊くので、「ええ、まあ。というよりなんだろうなぁ、反動がくる感じでしょうか。毎月診察に行って、たんまり薬をもらって維持しているわけで、緊張感の高いことをすると、やればできてしまうかもしれませんが、反動で落ち込みますね」と説明しつつ、なんか違うな、もう少しうまく説明できないものかともどかしい。

上司も腹に落ちていない様子なので、何か具体的なエピソードでもないかと思い起こすが、思いついたのは犬の散歩。知らない夜道は歩かないようにしています、緊張するので。と話した。「まあ、極端な例ですが」と言い訳しつつ、仕事とかもっと分かりやすいエピソードがあったのにと後悔していると、「大変だな、そりゃ」と意外にもヒットした。

「なった人にしか分からないね」と矛を収めてくれたが、分からんだろうよ、今更そんなこと言うくらいなんだから。尤も、上司なら部下の病について分かろうとする努力くらいしてくれても良さそうなもんだが、世間はそんなに甘くない。しかし、このときの動揺が半日経っても収まらず、ワイパックスを飲んで落ち着かせた。

上司はこんな感じだから、特別扱いはしてこない。それはそれで結構で、普通に仕事をしている。ところが、人事は違う。病人は病人。健常者と同じパフォーマンスではないというのが大前提。その点は無邪気な上司の方が公平で、周りの同僚と同じように働けば評価はしてくれるが、人事権があるわけではない。やってられないと腐ることもあるけど、自ら仕事を探してやってしまう。それだけ改善しているということだけど、治りそうで治らない。もうすぐ5年、長い。。。