メンタルヘルス

40代 鬱 仕事はどうなる、会社はどうする。転職すべきか残るべきか

仕事をどうするかという問題は、その時の立場・状況により悩みが違うと思います。未だ独身でしたら実家に戻って休息することをお勧めします。完治したらその会社に戻りたければ辞めるという選択肢はありませんが、戻る気が無い場合もすぐに辞めることはないと思います。仮に辞職して完治までに三年かかったとします。すると履歴書に空白の三年間ができてしまいます。なので転職に耐えうるまでは籍だけ置いておくとよいと思います。給与が止まっても実家で生活できるというのが独身の特権です。最後に無条件で頼れるのは親だけです。

家庭を持つと話は少しばかり複雑です。あなたが父親なら家族が食べられないという事態は避けたいですし、住宅ローンがデフォルトするのも避けたいと思うでしょう。ですが、最優先すべきは家族や住宅ローンではありません。自分の命だと思います。死んでしまった方が楽そうだと思うかもしれません。私もそう思うことはありますし、生きる目標を持っていません。なぜ命が一番大事なのか、生き続けることに意味があるのか、それらの回答を持ち合わせてはいません。尤も、毎日そんな禅問答はしていません。

ただ、朝が来たら起きて会社に行き、夜が来たら寝るを繰り返しているだけです。妻の理解がえられない我が家としては協力者はいませんが、唯一の希望は息子の笑顔かもしれません。まだ小さく、一人っ子なので父親と遊びたがります。遊んでいるとき生きている喜びを感じます。家庭があると負担も感じますが支えにもなるのでやっていけるのだと思います。

発症前で張りつめた緊張感のなかギリギリ自分を保っている状態でしたら迷うことはありません。やばいですと言って明日から休むべきです。誰かがいなくなっても意外に仕事がまわるのが会社です。忠誠心から会社に命をささげる必要はありません。発症してしまったら復帰するには時間を要します。大きくキャリアを傷つけることになるかもしれませんし、人生が狂うような事態になるかもしれません。でも今なら痛手は小さいです。もう行きたくない、行けないから辞めるというのは早計です。有休、病欠なんでも使ってください。

職場復帰しても転職できるかは別物です。面接で鬱病の治療中であることを伏せるのは得策とは思えません。ただでさえ大きな環境変化にストレスを感じると思います。人間関係を一から築いていかなければなりませんし、仕事も一から覚えなければなりません。助けを求められる同僚もまだいません。あなたが未だ強い負荷に耐えられる状態にないなどと上司は知る由もなく仕事を任せてくるはずです。

一方で脳の状態は笑ってしまうほど仕事のブランクを感じるはずです。とにかく物覚えが悪いです。強いストレスを感じていたころの記憶はありません。少しのことで動揺し、頭の中が真っ白になります。なので最初は単純作業が良いと言われています。このような状態なので再発は時間の問題だと思います。

かといって職場復帰した会社にいつづけること自体が再発リスクがあるという場合もあると思います。その時は自ら進んで窓際族になることをお勧めします。完治するまでの辛抱です。リハビリにはうってつけの環境だと思えば、居心地の悪さも薄れます。あるいは会社の方から窓際へ追いやられることもあると思います。大きくプライドは傷つき、持て余す時間に罪悪感を覚えるかもしれません。リハビリだと思えばいいんです。鬱に追いやったのは会社ですから、失ったものを取り返すつもりで甘えてください。

再発率の極めて高い病気です。完治した、元通り。ではまだ転職は早いと思います。元通り以上にエネルギーが充満するまでは心配です。ここで冒険して再発リスクを高めるのは避けたいと思います。いずれ時期が来れば転職に耐えうるストレス耐性が身につているはずです。そう信じて毎日を送っています。それまで妻に疎んじられようとも、会社で疎外感を覚えようとも、リハビリなんだと割り切って淡々と仕事をすることがベターだと思います。