メンタルヘルス

鬱、そのとき。人生設計の修正

当然ながら人生設計は大きく見直しを迫られます。当初10年固定の住宅ローンを組み家を買いました。今となっては変動にすればよかったと後悔するばかりですが、住宅ローンの借換ができません。住宅ローンとセットになる団体信用生命保険に新たに加入できないのです。告知義務のなかに鬱の既往歴があります。金融機関によって異なりますが、完治後2~5年経過していないとなりません。治療中の私などは論外です。

支出を抑えることが出来ない一方で収入は7掛けくらいになりました。賞与査定では病人扱いです。十年以上前に見たことのある金額になっています。復帰当初はもらえるだけ有難いと思っていましたが、今や普通に仕事をこなしているどころか、他の人には出来ないミッションまでやり遂げているので不満を感じます。それだけよくなっているということなのですが、通院している以上は病人です。評価・査定が病人扱いなら仕事も病人扱いして公平だと思いますが、その辺は会社はしたたかです。人参をぶら下げて、これをやればアピールできると上司は尻を叩きますが、やったところで、病人だから評価できないという繰り返し。

評価されるには治すしかないと言うならストレスの少ない軽い仕事にすべきではないかと思いますが、それは望みません。退屈だし、人目も気になるので。やったことは正当に評価して欲しいというだけなのですが、会社はそんなに甘くありません。

55歳役職定年制の会社です。私は年齢的に最終の第4コーナーに入りました。ここで行けるところまで行っておかないと、55歳以降の給与減に耐えられないと思っています。しかし、何をやっても昇進昇格することはありません。病人だからだと切り捨てられます。去年まで、この会社は幾らでも挽回できるから頑張れと言っていた上司は今年になって、無理だろうなあ、お前は運が悪かったよと同情の言葉を口にしました。

妻はフルタイムで働くようになりました。これは違う意味で良かったと思います。喧嘩が減りました。ただ、幾ら彼女が稼いでいるか知りません。全て支出に充てられています。私の収入は貯蓄と繰り上げ返済に充てられます。といっても貯蓄額は横ばいとなり増やせなくなりました。繰り上げ返済だけは従来と同じペースを維持させています。それでも完済は71歳です。デフォルトは避けられないと思うので、自宅をセール&リースバックしないかと妻にもちかけましたが、よくわからないことをしたくないと一蹴されました。要は自宅を買主から賃借して住み続けることを条件に売却するというものです。期間50年の定期借家契約で賃借すれば死ぬまで住めるだろうし、今後発生するであろう建物のメンテナンス費用も要らないし、大地震が来て建物崩壊で債務だけが残るという事態も避けられるので良い提案だと思いましたが妻には受け入れられませんでした。

晩婚なので息子が大学に入る頃に私の給与は減ります。部長とは言わないまでも副部長にはなれると思っていましたが、管理職さえ厳しい現実です。この状況で役職定年を迎えるのは想像するのも恐ろしい事態です。かといって転職は、年齢的もさることながら病人ゆえにありえない選択です。

いまだどうすべきか結論は見えません。完治すれば選択肢も増えると思いますが、いつ治るかもわかりません。治ったときには50代かもしれません。その可能性は十分あると思っています。そうなれば転職は絶望的でしょう。せめて管理職を目指して頑張るだけです。