時計

時計工具 必須7点のおススメ1択  

1. バネ棒はずし「ベルジョン BE6767-F 約2千円」

時計工具と言えば、スイスの老舗工具メーカー「ベルジョン(BERGEON)」なんだそうです。工具の中で使用頻度が一番高いのがバネ棒はずしだと思い、品質を求めて辿り着いたメーカーです。バネ棒はずしは3百円くらいから買えるので2千円というのは高い印象があるかもしれませんが、使いやすくて長く使えると思えるバネ棒はずしはこれ1点しか見つけられませんでした。世界のベルジョンの工具がこの価格で買えるなら安いと思います。最も売れているショップでの評価は星5が84%と圧倒的な支持を得ています。所有欲を満たし、時計いじりが楽しくなる1本です。先の太いSと細いFがあります。大型のダイバーズウォッチなどはSでないと対応できないと思いますが、それ以外ならFがおススメです

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2. ピン抜き棒「明工舎製作所 両頭ピン抜き棒MKS19900 約1千円」

ピン抜き棒もバネ棒はずし同様に繊細な工具ですが、ハンマーで打たれる訳なので求められる強度はバネ棒はずしの比ではありません。同径のピン抜き棒3本セットという商品もありますが、壊れることを前提にしているのかと勘ぐってしまいます。径が異なるセットは便利なので、それは逆に親切です。ベルジョンのピン抜き棒は日本では扱っていないようなので日本製で明工舎という工具メーカーに行きつきました

MKS35500という3本セット(径0.7/0.8/1.0)というのを検討しましたが、評価はばらけています。中国製と比べて満足という見方と、日本製にしては不満足という見方が混在しているように思えます。いつもピン抜き棒は根元から折れていましたが、ハンマーの衝撃を直径1mmほどの棒先で支えるには先が短い方が良いと考えMKS19900(径0.7/0.9)にしました。棒先の長さは8mmです。今のところ折れ曲がる気配もありません。商品説明に無いので推定ですがMKS35500は倍の16mm以上だと思います

明工舎の両頭ピン抜き棒 MKS19900 アマゾンで探す

3. 小型ハンマー「トラスコ TH-9012 約1千円」

400円くらいから全身ステンレス棒は手に入りますが、金槌によくある柄が木製で頭が鉄というのは理にかなっていると思いました。ピン抜き棒は力加減が難しくて、コツコツコツと少しずつ、真下に向かって垂直に打っていきたいのですが、なかなかそうもいきません。これを援助してくれるのが金槌の構造なのだと思います。明工舎にもこの構造はありましたが2千円くらいします

時計工具の枠を超えて探して行きついたのがこの商品です。トラスコ(TRUSCO)は主に建設現場で使用する道具を製造販売するメーカーです。この商品は精密作業用に小さく軽くできています。頭は片側が鉄、反対側がナイロン。一体成型なので安物にありがちなヘッド抜けの心配はありません。柄は芯に鋼を入れて周りは樹脂で覆うことで強度と耐衝撃性能を両立した優れものです。握りやすく振りやすいバランスのとれた1本です。サイズが異なる同デザインの商品がありますが、ピン抜きにはTH-9012が最適だと思います

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4. こじ開け式裏蓋オープナー「明工舎製作所 MKS49300-2 約1千円」

こじ開け式の裏蓋の窪みはごく僅かです。位置によっては窪みを見過ごしてしまい、ねじ込み式なのかなと勘違いしてしまうこともあります。その隙間に挿し込んでテコの原理でパカッと裏蓋を開けるわけなので、先は薄く細く、力を入れやすいものが扱いやすいです

玩具のバターナイフのように、先が厚く幅広では窪みに入りません。そこまで繊細さを必要とする工具ではありませんが、この商品に落ち着きました。枝番-1というモデルは幅9mmと広めですが、迷ったら幅4mmの枝番-2で良いと思います。刺さるように窪みに入り、グリップを横に捻るとパカッと裏蓋が開きます。とても快適です

明工舎の裏蓋こじ開けオープナー MKS49320  アマゾンで探す

5.こじ開け式裏蓋締め器具「ノーブランド(happy Home) 約2千円」

安定感が必要なので鉄をふんだんに使っています。ゆえに意外に高く、安いものでも1千円からします。アダプターと呼ばれる白いコマが全てです。裏蓋を圧着して本体にはめ込む訳なので、上下のアダプターが平行でなければ裏蓋がはまりません。そんなバカなと言いたくなるような精度の器具が残念ながらあります。ノーブランドゆえに個体差があるかもしれないので絶対のおススメと言えないのが残念ですが期待通りでした。なお、昨今の時計は大型化しているのでアダプターの径は最大で50mmあるものから選択するのが無難です

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6.ねじ込み式裏蓋オープナー「ノーブランド(toc-toc) 約1千円)」

ねじ込み式の裏蓋はスクリューバックとも呼ばれるため、この開閉器をスクリューバックオープナーと呼ぶ人もいます。裏蓋の外周に凹みがあり、これに開閉器の爪を合わせて裏蓋を開閉します。当たり外れの少ない工具だと思いますが、爪がヤワで役に立たないものもあります

三点式か二点式か迷うかもしれません。合理的な印象を与える三点式は意外にも煩雑なだけで要領を得ないという実感です。二点式が無難でおススメです。ノーブランドですが爪はしっかりしています

toc-tocの2爪式オープナー アマゾンで探す

7.固定器具「ノーブランド(SCGEHA) 約1.5千円」

時計修理用の固定器具は保持器と言う名で販売されていますが、私の予算で手が出せる価格のものはありませんでした。アクセサリーや小物細工用の卓上万力とかミニバイスで探しました。時計を固定するにも申し分ない固定器具です。クロノグラフでもボタンが干渉することはありませんし、底に穴が開いているのでブレス駒のピン抜きにも使えます

似たデザインの商品が溢れていますが合金製とプラスチック製があります。画像や商品説明の重量は当てになりません。時計を固定するためのものなので軽いプラスチックではストレスです。オレンジのピンを立てる8つの穴の内、1つが開いていないものもあります。その点、ノーブランドですが間違いのない商品です

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