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スケルトンモデルを再評価させた雲上ブランド「ロジェデュブイ エクスカリバー・スパイダー」

雲上ブランドと言えばバセロンやパッテクが代表的ですが、伝統と格式を感じさせる保守的なデザイン。洗練された奥ゆかしさが堪らないんだという人にこそ巻いて欲しいブランドです

そこが物足りない。腕時計は自己主張のアイテムとしてある程度の押しは欲しい。なんかこう、存在感はありながらも嫌らしい成金感があるわけではなく、むしろシンプルでもいいんだけど退屈でもなく、二度見しそうな個性はありながらも奇をてらっているわけでもなく、万人受けしなくていいし、他人と被りたくもないけど、オーラが出ているような時計を望んでいる人に合うのがロジェデュブイではないかと思います

基本このブログは、一度は手にした時計を紹介していますが、残念ながらロジェデュブイを手にしたことはありません。現物を見たことはありますが、恐れ多くて試着もできませんでした。どんな時計なのか画像を拝借して紹介したいところですが、非常に著作権に神経を尖らせているブランドで、名前を拝借しただけで通告してくるくらいパトロールも厳しいので画像を貼れません

尤も、庶民の私がそんな雲上ブランドの紹介をするには限界がありますし、手に入らない時計を紹介するのは不本意でもあります。しかし、エクスカリバーのスパイダーというモデルに魅了された私はその魅力の一端を味わえるモデルを紹介し、ロジェデュブイとスケルトンに興味を持ってもらえたら嬉しいと思い本稿を書いています

ここで紹介するのはエクスカリバーのスパイダーっぽい3本の時計です。当然オーラは感じないと思いますが、スケルトンという文字盤も裏蓋も排してムーブメントを露にするデザインで個性や存在感を持たせることは可能なのだと感じて頂けるのではないかと思います

ロジェデュブイが時計界に一石を投じたのはスケルトンの再評価ではないかと思います。時計の個性は文字盤のデザインが最もインパクトがあると思いますが、その文字盤を排したスケルトンながらもチープさを感じさせない。むしろシンプルな美しさの中に個性を折り込む。この時計を知るまでスケルトンに興味はありませんでした。更にはトゥールビヨンにも興味はありませんでした。

トゥールビヨンは腕時計の三大複雑機構の一つです。時計の姿勢は重力の影響を受けて精度が変わるという問題を克服するために開発された機構で、そもそもは懐中時計に採用されたものらしいですが腕時計にも埋め込むことができました。このトゥールビヨンを搭載する腕時計は決して安くありません。1万、2万でトゥールビヨンと謳っている時計はありますが見た目だけで何の機能も果たしていません。まさに下のモデルがそうでした。左下にあるインナーサークルの三つの矢が回転して時計を動かすはずなのですがダミーです。でもエクスカリバーの雰囲気は感じさせます

実際に効果を発揮しているかは判断できませんが理論的には正しいと判断できる設計として組み込まれているトゥールビヨンのモデルでは5万を切ることはないと思います。10万が限界とも言われていますが、このモデルは5万強で個人輸入しました。トゥールビヨンの動きとしては理屈に合っていると思います

このモデルは3つの矢が動きます。60秒で一周するので秒針と同じです。これもベゼル以外はクスカリバーの雰囲気を踏襲しています。憧れのトゥールビヨンを手にして理解したのは、時計でありながら時間を見ません。美しいトゥールビヨンの動きに注視してしまいます。それもありですけど

星形のブリッジはありませんが針はロジェデュブイを彷彿させるモデルです。この時計だけメーカー名が入っています。スケルトンの美しさを損なっていますが、このメーカーにとっては、単なるタイプ品ではないという主張を感じさせてくれます。本家に似ていないので別物として愛着が湧き今のところ売らずに巻いています