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【オメガ スピードマスター プロフェッショナル】 The First Watch Worn on The Moon

ムーンウォッチと呼ばれるこのモデルは、NASAが採用し1969年にアポロ11号が人類初の月面着陸をした際にアームストロング船長の腕に巻かれていたモデルです。余りに有名な逸話なので今更書くのも躊躇われますが、避けて通れない話なので書きました。現行モデルの裏蓋にも「First Watch Worn on The Moon」と表記されています。オメガのHPを見れば、1969年7月に月で着用された最初の腕時計ですと説明されています。

当時、NASAはテスト用に3本のクロノグラフを集めたと言われています。オメガ、ロンジン、そしてロレックス。どのようなテストが行われたのかは分かりません。潜水用のダイバーズウォッチ、飛行用のパイロットウォッチ、登山用のフィールドウォッチ、いずれも過酷な環境下での使用に耐えうる時計ですが、その負荷を具体的に想像し、同じ環境下でテストすることができます。

しかし、宇宙環境となると想像にもテストにも限界があり、そのため人間が考え得るありとあらゆるテストをしたのではないかと想像できます。このテストを唯一クリアしたのがオメガのスピードマスターでした。テスト内容が分からないので何が凄いのか本当は分かりかねますが、とにかくタフなんだろうと思います。

ところでスピードマスターには派生モデルがあり幾つかのラインナップがあります。自動巻きだったり、デイト表示があったりと日常生活用には便利な機能が追加されています。が、しかしです。これらの裏蓋には「The First Watch Worn on The Moon」の表記がありません。ここが悩みどころかもしれません。表記のあるプロフェッショナルは今や民間用に生産されていても手巻き式しかありません。竜頭ガードがあるので非常に巻きづらいです。これが面倒で私は毎日は使えません。

ですが、自分の選択には満足しています。プロフェッショナルを選択する人で月の逸話を知らない人はいないでしょう。人は、不便ではあるがロマンを買うのです。これ以上に夢とロマンに溢れた時計を私は知りません。プロフェッショナルは息子の出生記念に買いました。彼が成人したら譲るつもりです。オヤジの自己満足です。

オメガの栄光の陰に隠れていますが、実はスピードマスターを支えるクロノグラフのムーブメントはレマニア社が製造しています。以前にご紹介したブレゲのトランスアトランティックのクロノグラフムーブメントもレマニア社だったと思います。と書くと、凄いのはオメガではなくレマニア社ではないのかという疑問もわきますが、数多あるムーブメント供給会社の中からレマニア社のムーブメントを採用したオメガがやはり凄いのだと思います。車のOEMに近いものがあると思いますが、確かにエンジンを供給した会社は凄いんですが、タイヤを供給した会社だって、ブレーキパットを供給した会社だって凄かったりするわけで、結局のところ、最高の品質を集めて一台の車を作り上げるメーカーが最後は評価を得るんだろうと思う訳です。

一生モノの時計をお探しの方にはこのスピードマスター・プロフェッショナルをお勧めします。決して安くはありませんが、機械式のエントリーモデルとしても最適です。
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