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いまさらパネライ、いまでもパネライ 普遍的ミリタリーウォッチ ラジオミール ブラックシール 

デカ厚時計のブームは2003年頃からと言われているので15年ほど前ということになります。一時期の過熱感は冷めたように思いますが、確実にサイズアップは定着しました。その前は40mmといったらデカいなという印象でしたが、今や標準サイズです。

デカ厚ブームの火付け役と言われるパネライの創業は1860年。ようやく時代が自分たちに追いついたというところか、ようやく日の目を見たというところかと思います。

この機会を一時のブームで終わらせてはならない。老舗ブランドとして自分たちの居場所を確かなものにするべく自身のブランド化に努めてきたものとものと思います。

パネライは、一つのモデルを長く多く作らず、頻繁にモデルチェンジを繰り返してコレクターの所有欲を刺激する方法で息の長いブランドになったと思います。しかし、その戦略はマーケットの拡大には繋がりません。そこで次なる一手としてパネライは小径モデルの展開に乗り出したものと思います。

この戦略はデカ厚ブームの終焉につながる禁じ手だったのではないかという見方もできると思いますが、これにより業界が小径化に転じるとは思えません。パネライは新たな需要を掘り起こし、マーケットを拡大していくと思います。ですが強烈に支持してきた従来のユーザーを満足させる戦略ではないかもしれません。

とはいえ、パネライの魅力が薄くなることはないと思います。他のブランドにはない、魅入られるミリタリーウォッチとしての個性は色褪せることなく秀逸です。

デカ厚ブームは、15年を経て今もなお続いているわけで、もはやブームでなはなく、定着したものと言えます。なのでパネライに今更感はありません。今でも輝きを放つブランドです。

お勧めはラジオミールのブラックシール。パネライはラジオミールとルミノールの2ラインです。ルミノールの特徴は半円形のリューズガードです。個性を際立たせるパーツですが、個性が強いゆえに、巻く人とシチュエーションを選びます。

他方のラジオミールはワイヤー状のラグと逆三角形状のリューズがクラシカルな印象を与えます。大人のパネライといった雰囲気です。パネライはディテールに凝りたくなるブランドです。譲れないのがサンドウィッチ文字盤。下層盤に夜光を塗り、上層盤はインデックスをくり抜き立体的な印象を与えるとともに夜光を際立たせる効果があります。パネライの代名詞的な文字盤です。

GMTとか、パワーリザーブとかありますが、2針が美しいです。なのですが、パネライの基本は手巻きムーブメント。なんとなく2針だと不安があるのと、サイズ的に文字盤に寂しさを感じさせます。そこで欲しいのがインダイヤルの秒針です。これがあると途端に締まります。しかし、秒針の位置にバリエーションがあります。お勧めは9時位置です。9の内側に配置すると文字盤がうるさいです。3時位置に配すると、6と9が残り、なんか似たような数字が残り偏った印象になります。残すなら3と6がベターだと思います。

ラジオミールで一番クールだと思うのがブラックシールです。単純な話ですが、ブランド名を12時の下ではなく、6時の上に配するのは、他に例を知りません。斬新なデザインです。ロゴは無い方が斬新さが際立ちますし、大人の雰囲気を壊しません。

実をいうと、かつて私はブームに乗り遅れてパネライを買いそびれたと思いました。しかし、いつまでもパネライが気になって仕方ありませんでした。デカ厚ブームも下火になるどころか、他のブランドも追随するようにモデルチェンジでサイズアップを図っていきます。パネライは新興ブランドとは一線を画して、ブームとは無縁にブランド化を推し進め、いつになっても色褪せません。老舗ブランドゆえの地位を築いたのだと思います。

いつ買ってもいいんじゃないかと思ったときに、ようやく手にする決心ができました。買って満足の一本です。


パネライ PANERAI ラジオミール ブラックシール PAM00183 【新品】 時計 メンズ